教育ローン・奨学金の金利が急上昇中 —
「借りればいい」が通用しない時代へ
前回の記事で、子どもの教育費が進路によって1,000万〜2,500万円かかることを確認しました。
「足りなければ借りればいい」——かつてはそれでも大きな問題にはなりませんでした。しかし今、金利環境が大きく変わっています。
国の教育ローン(日本政策金融公庫)
| 時期 | 固定金利(年) |
|---|---|
| 2024年11月 | 2.35% |
| 2025年5月 | 2.95% |
| 2026年5月 | 3.75% |
わずか1年半で+1.4%の上昇です。
仮に350万円を15年返済で借りた場合、金利2.35%なら総返済額は約418万円ですが、3.75%なら約453万円。利息だけで約35万円の差が生じます。
JASSO第二種奨学金(利率固定方式)
| 時期 | 貸与利率(年) |
|---|---|
| 2022年3月 | 0.4% |
| 2024年3月 | 1.0% |
| 2026年度 | 2.7%超 |
4年間で約7倍に跳ね上がっています。
奨学金の注意点は、利率固定方式の場合、「貸与終了時の金利」が適用されること。入学時に「金利が低いから大丈夫」と判断しても、貸与が終了する4年後にはまったく違う金利水準になっている可能性があります。
「借りるコスト」が上がった今、何を考えるべきか
金利が低かった時代は、「とりあえず借りて、ゆっくり返す」で済みました。しかし金利3%台では、借入額が大きいほど利息が家計を圧迫します。
だからこそ、できるだけ早い時期から教育費の準備を始めることが、これまで以上に重要になっています。
次回は、「いつから・月いくら積み立てれば間に合うのか」を、子どもの年齢別にシミュレーションしていきます。
📘 FPぐっさん/CoMIRAIZ
お金の不安を、生きる力に変える。
長期・分散・積立の原則で、企業と働く人のウェルビーイングな資産形成をサポートしています。

